思考を“再設計”するエンジンとしてのSEED
前章では、思考の部品(PREN)と、それらが関係性の網(インドラネット)として編成される仕組みを見てきました。いわば、思考の「地図」を手に入れた状態です。
しかし、地図は静止しています。現実の地形は、日々変化しています。思考もまた、現実と接し続ける限り、変わらざるを得ない。
そのダイナミックな変化のエンジンこそが、「SEEDモデル」です。
SEED:Structuring / Engaging / Erring / Developing
誤謬は、再設計の“祝祭”である。
誤り・矛盾・違和感、多くの人が避けたいと思うこれらの体験を、「思想工学」では、思考の更新を促す最も貴重な資源として捉えます。
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